【資本主義の冷徹なルール:富はリスクを取る者へと流れる】
金持ち脳
アキラ@ネット不労所得で快適に生きる人
2025.05.13
読者限定
1.「安定」や「安全」の対価は何か
多くの人は、「安定」を求めます。失うことへの「恐怖」があるからです。毎月決まった額が振り込まれる会社員の給与、元本保証をうたう預貯金。これらは、一見すると魅力的です。しかし、理解すべきは、その「安定」や「安全」は、けっしてタダではない、ということです。あなたがリスクを取らないことを選択したとき、あなたは「大きなリターンを得る可能性」を放棄しています。銀行預金は、その典型です。銀行は、あなたが預けたリスクの低い(とあなたが感じている)お金を使い、融資や投資という、よりリスクの高い行為を行うことで、あなたに支払う金利よりも、はるかに大きなリターンを得ています。あなたは「安心」という対価のために、本来得られたかもしれないリターンを、リスクを取った銀行(あるいはその先の投資家)に譲り渡しているのです。会社員も同様です。事業が失敗するリスクを(直接的には)負わない代わりに、事業が成功した際に得られる大きなリターンの分配は、限定的なものになります。そのリスクを引き受けているのは、事業を立ち上げた起業家や、投資家です。